猫を飼うための準備とお金|「絶対必要な物」と「あるといい物」

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猫を飼う準備・お金

 【注意】購入する物は色々な種類がありますが、あまり悩みすぎても猫の好みで買いなおすような事が出てきます。最後に必要な金額の試算のために、オススメを記載しています。悩む暇が無いという方は参考にしてください。

まず以下に記載した物を用意してあげましょう。

「絶対に必要な物」
 ├ 「初日に絶対必要な物」
 └ 「初日以降に絶対必要な物」
「あるといい物」

「絶対に必要な物」はお迎え初日に用意しましょう。

 ペットショップからお迎えする場合など、しっかりとした準備期間が取れる場合は、「初日に絶対に必要な物」「初日以降に絶対必要な物」を揃えてあげるといいでしょう。

 保護して来た場合は、急を要します。「初日に絶対必要な物」を準備してあげましょう。

 「あるといい物」は猫の成長に合わせて購入していってください。子猫や、お迎えした直後は、遊びすぎて体力を消耗しすぎる場合があります。ご飯をしっかり食べてくれて体力が余っている様子なら、おもちゃで遊んであげましょう。

猫を飼う初日に絶対必要な物

 初日に絶対に必要な物を紹介します。

  1. 「食事」に必要な物
  2. 「排泄」に必要な物
  3. 「睡眠」に必要な物

 この3つに関しては、猫が絶対に行う行動だからです。「食事」は言うまでもなく生命活動に不可欠です。「排泄」は生理現象ですから必ず起こります。「睡眠」も生物である以上、絶対必要ですし、猫は特に「寝る子」ですから重要な要素です。

食事

  • キャットフード
  • 猫用ミルク

 お迎えする猫の年齢によって必要な食事が変わります。以下の表1を参考にしてください。

0~4週目子猫用ミルク
4~8週目子猫用ミルク、子猫用キャットフード(ドライはふやかして)
8週目~12か月子猫用キャットフード
12か月~成猫用キャットフード

表1

 【注意】猫に牛乳は与えてはいけません。

 下痢を引き起こす可能性が高いです。乳糖にラクトースという成分が含まれており、猫にはラクトースを分解するラクターゼという酵素を持たない個体が多いです。保護してきて体力がない場合など、逆に体力の消耗につながります。 与える事は可能ですが、リスクがある止めましょう。

食器

  • 食器
  • 哺乳瓶
  • ウォーターボウル
  • ウォーターサーバー

 食事のために食器や哺乳瓶を準備してください。食器は急を要する場合は小皿などで代用してください。最近では下を向いて食べるのは消化に悪いため、脚付きの食器が人気です。

 水分を摂取する必要がありますので、絶対に用意しましょう。一時的には小皿などを代用してください。ウォーターボウルといっても、水が入る容器なら水分は取ってくれます。個体差ですが、新鮮な水しか飲まないといった事もあります。ウォーターサーバーなど浄水しながら循環させてくれる製品もあります。

トイレ

  • 1層タイプ
  • 2層のシステムトイレ

 猫1匹につき1つ用意してあげましょう。猫は決まった場所でトイレをする個体が多いです。大きく分けて2種類あります。排泄のたびに捨てていくタイプ。

 システムトイレの利点は、おしっこの場合は2層式の下層のシートに落ちるため1~2週間程度は処理不要です。うんちの場合は、捨ててあげてください。おしっこシートも必要です。

猫砂

  • 紙製
  • 木製
  • 鉱物製
  • おから製
  • シリカゲル製

 大きく分けて2種類あります。「固まる」物と「固まらない」システムトイレ用の物です。

 固まる物の場合は、排泄後に固まった物事捨てることになります。トイレに流せる商品も存在します。システムトイレを購入した場合は、システムトイレ用の猫砂を購入しましょう。

 【注意】猫によって好みがある

  トイレと猫砂は猫の好みが出る場合があります。気に入らないと全然使ってくれない何てことも・・・。オープンタイプ、ハーフタイプ、屋根付きタイプ、縦型タイプなど種類があります。いくつか試してみる事になる可能性があります。

・オススメ
 システムトイレ+おしっこシート、木製猫砂

ケージ

 お迎えしたばかりの猫は、新しい環境に戸惑っています。隔離した隠れる場所のある空間に居ることで落ち着きます。その際にちょうど良いのがケージです。

 急なお迎えの場合は、段ボールや衣装ケースなどで簡易に居場所を作ってあげましょう。

・オススメ
 多少の運動が可能な2段の物をお勧めします。

キャリーケース

 病院に行く事になりますので必須です。ワクチン、避妊・去勢、病気など無いと連れていくことが出来ません。ペットショップから購入する場合は、付けてくれる場合が多いです。

・オススメ
 お迎えの時に使った物の方が落ち着いてくれるでしょう。

猫を飼う初日以降に絶対必要な物

爪とぎ

  • 段ボール製
  • 布 製
  • 麻ひも製

・オススメ
 段ボール製が良いです。安価で入手しやすいです。
 あとは好みが出るようであれば、他の材質の物を用意してあげましょう。

爪切り

  • ハサミタイプ
  • ギロチンタイプ

・オススメ
 ハサミタイプをよく見かけますので、まずはそちらを用意してあげましょう。

ブラッシング用品

ラガマフィン_ブラシ
  • コーム       ・・・短毛:仕上げ   長毛:絡みをとかす
  • ピンブラシ     ・・・短毛:不要    長毛:毛の流れを整える
  • 獣毛ブラシ     ・・・短毛:艶出し   長毛:艶出し
  • 抜け毛除去     ・・・短毛:抜け毛除去 長毛:抜け毛除去
  • シリコンブラシ   ・・・短毛:マッサージ 長毛:マッサージ
  • スリッカー     ・・・短毛:不要    長毛:絡みをとかす

 猫は自分でグルーミングをして毛並みを整えます。ただ、長毛種の場合はグルーミングでは追いつきません。毛玉が出来やすくなりますので、日々のブラッシングが大切です。 

・オススメ
 短毛:コーム、獣毛ブラシ、抜け毛除去
 長毛:スリッカー、ピンブラシ、獣毛ブラシ、抜け毛除去
 ※抜け毛除去は換毛期にあればいいです。3月、11月ごろです。

猫を飼うときにあるといい物

おもちゃ

  • 猫じゃらし
  • 蹴りぐるみ
  • トンネル

オススメ
 とりあえず猫じゃらしを用意してあげましょう。
 あとは好みに合わせて増やしていきましょう。

キャットタワー

  • 市販のキャットタワー
  • 自作のキャットタワー

 完全室内飼いだと、どうしても運動不足になりがちです。なるべくキャットタワーで運動不足を解消してあげましょう。

・オススメ
 部屋の大きさに合わせて市販のキャットタワーを準備しましょう。
 DIYが得意という方なら、好みの大きさとデザインで作成する事が出来ます。

猫を飼うために必要なお金

猫を飼うための初期費用を試算

 【注意】ペットショップから2か月の子猫を購入、大型の長毛種で完全室内飼いを想定

生体価格200,000円購入や譲渡により異なる
予防接種5,000円( 3種混合 )接種数によって異なる
食事1,500円(2Kg:1か月分)中間グレードで想定
食器1,200円有名メーカーの脚付き
ウォーターボウル1,300円有名メーカーの脚付き
トイレ2,500円有名メーカーシステムトイレ
猫砂1,500円(4ℓ:2か月分)有名メーカーシステムトイレ用
消臭シート1,000円(10枚:2か月分)有名メーカーシステムトイレ用
ケージ10,000円有名メーカー2段
キャリケース0円買うと3000円ぐらい
爪とぎ800円ケース付き
爪切り500円ハサミタイプ
スリッカー600円有名メーカー
ピンブラシ400円有名メーカー
獣毛ブラシ600円有名メーカー
抜け毛除去7,000円有名メーカー
おもちゃ400円有名な食いつきのいいやつ
キャットタワー4,600円有名メーカー
合計238,900円

 生体価格を除くと4万円弱となります。お迎え元次第で費用はさほど大きくありません。年間で考えると15万円ぐらいは必要と見積もってください。