EarFun Air Pro 2 の特徴
2021年中旬で欲しい性能と音質を備えた高コスパ機

「EarFun Air Pro 2」を提供いただきましたので、レビューしていきましょう~!

ANCと音質がエグいて・・・
ポイント
- 最大-40dBのANC。なんと中高音域も軽減できる!
- 10mmチタンコーティングドライバーの大迫力
- 大型ドライバーが効いたメリハリのある音質
- ワイヤレス充電、装着検知など機能も充実
EarFunってどんな会社?
ここ数年凄く良い製品を出しているので、「EarFunテクノロジー株式会社」についても知ってほしいです!
2018年に、経験豊富な工業デザイナー・音響エンジニア・音楽愛好者のチームによって設立されました。EarFunは、デザインから製造まで自社で行う、精力的に活動するオーディオブランドです。他の製品では「iFデザインアワード 2020」、「CES 2020 イノベーションアワード」、「VGP 2021 SUMMER」を受賞しています。
「18か月の製品保証」と「製品を登録で+12か月」、の合計30か月保証となります。あり得ないほど保証してくれますね。
EarFunさんの製品をレビューするのはこれで5つ目ですが、どれもクオリティが高いです。音質を優先しつつ、同価格帯の製品+αの機能を付けているのが特徴です。
EarFun Air Pro 2 の外観と付属品
シンプルさが際立つ

パッケージはシンプルにまとまっていてオシャレ感もありますね。最初の製品から知っていますが、EarFunさんのクオリティはパッケージも含めてどんどん良くなっています。

ケースはプラスチック製で、マットな質感になっています。少し滑りやすいのがネックです。
あとは蓋が薄くて軽いので、開けていると少しの衝撃で閉じてきて邪魔に感じますね。歩きながら仕舞うと煩わしいです。



サイズ感は小さくて持ち運びには便利です。充電端子はUSB Type-Cです。

イヤホンは取り出しやすいです。棒に親指を掛けて右にスライドすると取りやすいです。
雑に置いてもはまってくれるので、充電ミスも無さそうです。

本体は、大部分がマットな質感で、タッチセンサーとロゴの面が光沢のある素材になっています。



ぐるっと一回りしてみました。全体的に曲面が多く柔らかい印象を受けます。



付属品は、説明書、充電ケーブル(Type-A to Type-C)、イヤーチップが2種類×(S/M/Lサイズ)入っています。

重さはケースと本体込みで、53.6gです。軽量な部類に入ります。持ち運びやすいです。

本体は5.6gで、平均的な重さです。
EarFun Air Pro 2 の性能
ニーズにフィットする性能
防水性 | IPX5 |
連続再生時間 | 7時間(ケース込み34時間) |
連続再生時間(ANC) | 6時間(ケース込み30時間) |
コーデック | SBC、AAC、aptX |
ノイズキャンセル | 〇 |
外音取り込み | 〇 |
ワイヤレス充電 | 〇 |
防水性
IPX5です。
「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」と定義されています。
蛇口の水が掛かっても大丈夫といったレベルですね。
連続再生時間
ANC OFFで、7時間(ケース込み34時間)
ANC ONで、6時間(ケース込み30時間)
コーデック
SBC、AAC、aptXです。
遅延についての補足
aptXは70ms(0.07秒)、AACは120ms(0.12秒) 、SBCは220ms(0.22秒)
ノイズキャンセル
アクティブノイズキャンセルを搭載しています。
実際に試したものと「効果音ラボ」さんから音源をお借りして検証します。ノイズとして除去されて欲しい音をピックアップしました。
計測は室内、平常時の騒音レベルは平均37.3dBです。PCの音量は30としています。
ノイズキャンセリングとオフを切り替えて確認します。
- 実際の電車
- 電車内での効果は高いです。電車内は金属音、アナウンスなど、中~高音域の音が多いですが、全体的に軽減してくれます。低音はほぼほぼ消えます。
- 新幹線走行中 中から録音:平均45.7dB
- 少し高めの「キーン」という音は消えませんが、「シュゴー」という風切り音が消えます。新幹線は高音が少ないので、効果を感じます。
- キーボードの早打ち1 デスクトップPC:平均46.7dB
- そこそこ音が小さくなります。ANCは高音を苦手としますが、かなり頑張っています。
- 実際の道路
- 片側4車線の大通りで試しましたが、反対車線の音は聞こえず、近い音だけが聞こえるようになりました。交差点の真ん中が音楽が聴ける環境になっちゃいます。
- 実際の店舗が並ぶビル1階
- カフェの屋内テラス席を利用しました。館内の空調音が響いていましたが、自分の周りにベールを掛けたような感じになりました。話し声は入りますが、ゆっくりとコーヒーを飲みながら音楽を楽しむ事ができました。
- 実際の換気扇
- 「ヒュー」という風切り音はそこそこ抑えつつが、「ゴー」というかなり低い音は、ほぼ消えます。
無音時のホワイトノイズはありますので、周囲の音を消したという用途には向いていないかもしれません。
外音取り込み
搭載しています。
- 会話
- 相手の声は、十分綺麗に聴こえます。話し声の音域は良く拾います。
- 自分の声には特に影響がなく、イヤホンの遮音性によって籠って聴こえます。
- 環境音
- 車や自転車の音も問題なく聞こえますし、安全面も問題ありません。
- 高音に関しては着けていない時よりも聞こえます。
これは個人差がありますが、私には普通よりも音が大きく聴こえます。自然かと言われれたら、音量的に不自然に感じます。
ワイヤレス充電
対応しています。
給電(モバイルバッテリー)
対応していません。
EarFun Air Pro 2 の装着感
すっぽりキッチリピタッとフィット





イヤーチップを小さくしていますが、フィット感が良くて落ちそうにありません!

見ての通りのフィット具合です。落ちる気配がありません。長時間着けていても違和感はなかったです。

イヤーチップは2種類入っていて、微妙に形が違います。左は先端部分が丸みがありますが、右は尖り気味に下まで続きます。耳に合った方をお選びください。

楕円形になっています。
ステムは高さ2.7mm(窪み:出っ張り=1.3mm:1.4mm)。楕円形で、最大径7.1mm、最小径5.8mmです。




特殊な形状ですが、イヤーチップの交換は可能です。「SONYのハイブリッドイヤーピースMサイズ」を試しました。ケースにも収まり、充電も可能です。




EarFun Air Pro 2 の音質
チタンコーティングによるメリハリ
Pixel3aとaptXの組み合わせで検証を行いました。
この音質テスト用の音源で聞き比べています。音源は、どなたでも同じように検証できるように、YouTubeの動画としています。
付属の標準イヤーピースで検証します。
- 男性の声:低い男性の声なので籠って聴こえやすいのですが、はっきり聞こえます。
- 動物の鳴き声:馬の「ブルブル」が大迫力で聴こえます。
- 太鼓の音:凄い迫力!響き渡るような音は大型ドライバーのお陰でしょう。
- チェロの音:弦の細かな響きが聴き取れます。
- ベル:硬めの音が高音を際出せています。
- ピアノ:この辺りの音域は少し控えめです。
- 民族音楽:目の前のステージで演奏しているような臨場感があります。
- オーケストラ:それぞれの楽器がしっかりと判別できます。
高音は煌びやかにはっきりと。中音は少し控えめ。低音は少し強めで大型ドライバーも手伝ってバリバリにキマってます。
チタンコーティングのような硬質なコーティングを施した場合、一般的に音が硬めになります。1音1音がはっきりとして、メリハリのある音になっています。
EarFun Air Pro 2 の操作性
操作方法が洗練されている
タッチ操作です。
感度は良好で押し間違いは、1週間ほど使った感じでは少ないです。
操作の割り当ても洗練されていて使いやすいです。2秒タッチはもたつくので、L2回タップでANC切替が良いと思います。どうですかEarFunさん?(ここで言う?)
再生/停止 | L/Rを2回タップ |
次の曲 | Rを3回タップ |
前の曲 | Lを3回タップ |
音量を上げる | Rを1回タップ |
音量を下げる | Lを1回タップ |
電話応答/切る | L/Rを2回タップ |
着信を拒否する | L/Rを2秒タッチ |
電源をONにする | ケースを開ける |
電源をOFFする | ケースを閉じる |
ボイスアシスタント | Rを2秒タッチ |
ノイズキャンセル切替 | Lを2秒タッチ |
外音取り込み切替 | Lを2秒タッチ |
Lを2秒タッチすると「ANC ON」→「アンビエント」→「ノーマル」の順に切り替わります
EarFun Air Pro 2 の評価
超優等生
音質(高音) | |
音質(中音) | |
音質(低音) | |
連続再生時間 | |
操作性 | |
ノイズキャンセル | |
外音取り込み | |
コストパフォーマンス | |
総合評価 |
音質は、各音域のバランスが良く、聴きやすい音になっています。チタンコーティングのお陰でメリハリのある音になっています。加えて10mmの大型ドライバーで、迫力ある音圧で鳴ってくれます。
再生時間はANCをONにして6時間ですから、通常の使用で切れる事はないでしょう。
ノイキャン、外音取り込みについては、「Bose QuietComfort Earbuds」を持っていても満足できるレベルにあります。
このレベル感だと12,000円~15,000円ぐらいが相場だと思いますので、驚異的なコスパですね。
EarFun Air Pro 2 のまとめ
2021年の1万円以下最推し

「EarFun Air Pro 2」はいかがだったでしょうか~?
良かった点、悪かった点をまとめていきましょう~。

2021年の最推し候補です!絶対満足できると思います!
EarFun Air Pro 2 の説明書
困ったときのやつ
少し見づらいですが、困ったときにどうぞ。











