EarFun Free 2 レビュー|隠れ高コスパモデル

ワイヤレスイヤホン

EarFun Free 2の特徴

スタンダードと便利の融合

EarFun Free 2』をレビューしていきましょう~!

今回はありがたい事にEarFunさんからご提供いただきましたが、正直にレビューしていきます!

ポイント

  • この価格では考えられないメリハリのある高音質
  • 細部までこだわったビルドクオリティの高さ
  • 動画再生に必須の低遅延モード搭載
  • EarFunというブランドのこだわりが詰まったイヤホン

EarFun Free 2の外観と付属品

お値段以上のビルドクオリティで美しい

見てください。このしっかりしたパッケージ。そこらの安物イヤホンとは外箱から違います。

ケースはコンパクトな部類に入ります。マットな質感で指紋も付きません。サラサラでさわり心地も良いです。

ブランド名のロゴが入っていますが、あまり目立たないデザインが良いですね。

本体は横幅も高さも少し大きめです。全体的に質感が良く、不満の無い仕上がりです。

ケースから本体を取り出すのを失敗する時があります。本体をつまんで取り出しますが、滑ってしまう場合があります。

ケースから本体を取り出すのが少し難しい。

付属品は、説明書類、充電ケーブル、イヤーチップです。

充電ケーブルは、Type-A to Type-Cです。イヤーチップは、S、M、Lが付いています。Mは装着済みです。

ケースも本体もプラスチックの質感が高い

EarFun Free 2の性能

欲しい機能はある。それ以上もある。

流行りのANCや外音取り込みこを省いた標準構成なモデルと見せかけて、IPX7やaptX、ワイヤレス充電といった機能を備えています。

防水性IPX7
連続再生時間7時間(ケース込み:30時間)
コーデックSBC、AAC、aptX
低遅延モード
ノイズキャンセル×
外音取り込み×
ワイヤレス充電
給電(モバイルバッテリー)×

防水性

IPX7の完全防水です。

IPX7は、「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」と定義されており、水深1mに30分間水没しても大丈夫という基準を満たしています。

連続再生時間

本体のみで、7時間。ケース込みで、30時間です。

コーデック

SBC、AAC、aptXです。

aptXにも対応しているため、Androidでは特に高音質で楽しめます。

yosh

aptXでワンランク上の音質を体験しましょう!

遅延についての補足

aptXは70ms(0.07秒)、AACは120ms(0.12秒) 、SBCは220ms(0.22秒)

低遅延モード

YouTubeを見る分には、口の動きと音のズレは感じられません。

aptXの場合、低遅延モードOFFで0.6秒、ONだと0.3秒程度です。(※正確に計測した訳ではありません。)

低遅延モードは動画を見る人にとっては魅力的!

マイク音質

マイク音質はボイスレコーダーで録音したところ、十分に聴き取りやすい音質です。

ノイズキャンセル

非搭載です。

外音取り込み

非搭載です。

ワイヤレス充電

搭載しています。

エントリーモデルでワイヤレス充電対応の機種は少なく、非常に貴重な存在です。家に帰ったらワイヤレス充電器に置く運用なら、充電の手間とバッテリー切れの心配がなくなりますね。

給電(モバイルバッテリー)

対応していません。

やや接続が途切れやすい。数十分に1回程度。(個体差の可能性もあります)

EarFun Free 2の装着感

本体が大きめなので人を選ぶかもしれない

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耳が小さいので飛び出す感じです。ハイブリッドイヤーピースSSに替えると、本体の後ろが引っ掛かりフィット感が良くなりました。

yosh

ステムが短く奥まで届きませんでした。耳の穴が深い人は、イヤーチップの交換がおすすめです。

本体が大きめでステムが短いので、耳の穴が深い人は届かない場合もあります。

背の高いイヤーチップはケースに収まらないため、普段はMをSサイズに落として、奥まで入るようにすると安定しました。

フィット感があって、かつケースに収まったイヤーチップたちの勇姿をご覧ください。

左から、純正Mサイズ、final Eタイプ Sサイズ、SONY ハイブリッドイヤーピースSSサイズ、radius ディープマウントイヤーピースXS 

ステムは高さ3mm(窪み:出っ張り=2mm:1mm)。直径5mmです。

イヤーチップの交換は可能です。「SONYのハイブリッドイヤーピースMサイズ」を試しましたが、ケースには収まりません。Sもダメで、SSサイズは収まりました。

高さの低い「final Eタイプ Sサイズ」は、問題なく充電できました。

90%の人は問題ないが、耳の形状に特徴がある人にはフィットしない可能性がある

EarFun Free 2の音質

メリハリのあるドンシャリは騒音にも強い

Pixel3aとaptXの組み合わせで検証を行いました。

この音質テスト用の音源で聞き比べています。音源は、どなたでも同じように検証できるように、YouTubeの動画としています。

付属の標準イヤーピースはフィットせず音が抜けてしまったため、「final Eタイプ Mサイズ」で検証します。

  • 男性の声:音源自体が篭っていて聴き取り辛いですが、はっきり聴き取れます。
  • 動物の鳴き声:馬の鳴き声が生々しく迫力があります。
  • 太鼓の音:細かな音を再現出来ているため、下から響きが広がってくるような感覚を覚えます。
  • チェロの音:太鼓と同様に弦の細かな振動が伝わります。
  • ベル:かなりキラキラした音に感じます。少し甲高いと感じる人もいるかもしれません。
  • ピアノ:綺麗に聴こえますし、定位感の良さも感じさせます。
  • 民族音楽:太鼓の音が本当に良いですね。躍動感が楽しめます。
  • オーケストラ:それぞれの楽器の音が潰れずに聴こえます。

高音はかなりキラキラした印象です。刺さる程ではありませんが、少し強いと感じる人も居るかもしれません。

中音域は、若干低音に押され気味ながらもボーカル音はフォーカスされています。

低音はしっかり。最も主張のある音域です。バスドラムは空気を震わせるほど響きます。

全体としてはメリハリのある音で、解像感や粒感を感じます。音質の傾向はドンシャリですが、中音域もしっかり主張があり、バランス良く調整されています。

個人的にはバランス感を求めたいので、イヤーチップを少し背の高く内径が狭いタイプにして低音を押さえたい所です。イコライザーもありですね。

好みによってフォローは必要だが、芯のある良い音を出している

EarFun Free 2の操作性

音量を上げ下げしたい人の味方

タッチセンサー式で、反応は良好です。ほぼ誤操作はありません。

再生/停止L/Rを2回タップ
次の曲Rを3回タップ
前の曲Lを3回タップ
音量を上げるRを1回タップ
音量を下げるLを1回タップ
電話応答/切るL/Rを2回タップ
着信を拒否するL/Rを2秒タッチ
電源をONにするケースを開ける
電源をOFFするケースを閉じる
ボイスアシスタントRを2秒タッチ
低遅延モードLを2秒タッチ

ワンタッチで操作できるため音量操作が多い人の味方!

EarFun Free 2の評価

隠れ高コスパモデル

音質(高音)4.0
音質(中音)4.0
音質(低音)4.5
連続再生時間4.5
操作性4.0
コストパフォーマンス4.5
総合評価4.3

音質については先に記載した通りです。

連続再生時間は、通常の使用には十分で通勤・通学には申し分ありません。

全体としては、この価格帯の中では群を抜いて音質が良く、ビルドクオリティも高いです。ところが、ブランドとしての知名度は低く、まだ価値が認められていません。興味を持ってこの記事を読んでいる方に自信を持っておすすめします。

同価格帯で比べると高いように見えて、機能とコスパの良さが目立つ

EarFun Free 2のまとめ

有名じゃないからって見逃すのは勿体ない

EarFun Free 2』いかがだったでしょうか~?

前作よりも明らかに進化を感じるイヤホンになっています。

特に推したいのは、音質の良さです。aptXという事もあり、この価格帯では考えられない音質の良さです。また、低遅延モードが非常に便利で、動画には必須レベルです。口と音のズレがなく、気持ち悪さがありません。

ここまで読んでいただいた方には、音質と性能の良さは分かってもらえたと思います。ブランド名にこだわらず良い物を手にしていただければレビューブログ冥利につきます。

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EarFun Free 2の説明書

困ったときのやつ

少し見づらいですが、困ったときにお役立てください。