猫と水の関係性
猫はもともと砂漠で生活していたため、水分をあまり必要としない生物です。水を飲む量が少ないからといって過剰に敏感になる必要ありません。ただ、少なすぎると体に負担が掛かる事は間違いありません。
「猫に必要な1日の水分量」と「摂取した水分量の算出の仕方」を覚えて、猫のより健康な生活に役立ててください。
もし水分量が不足しているという結果になった場合、「猫が水を飲まない原因の切り分け方」へ進んでください。それから「猫が水を飲まない時の対処方法」を実践しましょう。
※水分が不足していて猫の体調が悪そうだと思ったら、すぐに動物病院へ行きましょう。
【1つ目 】 猫が本当に水分不足なのかを見極める
猫に必要な1日の水分量
別の記事で詳しく解説しています。詳細はそちらでご確認ください。
適正値: 1.2×70×(体重)0.75乗
下限値:猫の体重(kg) × 20ml
上限値:猫の体重(kg) × 100ml
例:猫の体重が4.0kgの場合
適正値:1.2 × 70 × 4.0kgの0.75乗 = 238ml
→適正値「238ml」
下限値:4.0kg × 20ml = 80ml 上限値:4.0kg × 100ml = 400ml
→適正範囲「80ml ~ 400ml」
※諸説あるようですので、当記事では適正な範囲を記載していた記事の中から下限値と上限値を決定。適正値を求める計算式も合わせて記載しています。
摂取した水分量の算出方法
算出方法の詳細は長くなってしまうので別の記事にしています。そちらをご確認ください。
フードから摂取した水分量+飲水で摂取した水分量(飲んだ水 – 蒸発した水)
例:猫の体重が4.0kgの場合
ドライフード:50g × 12% = 6ml
ウェットフード:30g × 83% = 25ml(少数第一位四捨五入)
飲んだ水:300ml – 150ml = 150ml
蒸発した水:300ml – 290ml = 10ml
合計:6ml + 25ml + 150ml -10ml = 171ml
猫が水分不足かを判断する
摂取した水分量が適正範囲に収まっているかを確認しましょう。例であげた数値の場合、適正範囲内ということで問題ありません。
猫に必要な1日の水分量 適正範囲「80ml ~ 400ml」
摂取した水分量 「171ml」
訂正範囲外の日が続くようであれば、獣医師に相談してください。
猫が水分不足によってかかる危険性のある病気
- 脱水症状
- 便秘
- 尿石症
- 膀胱炎
- 慢性腎不全
【2つ目 】 猫が水を飲まない原因の切り分け方
- 原因1:器が気に入らない
- 原因2:水が気に入らない
- 原因3:病気の可能性
詳細は個別の記事で記載しています。原因が知りたい方はそちらの記事へどうぞ。
【3つ目 】 猫が水を飲まない時の対処方法
- 器を変える
- 摂取方法を変える
- 水を変える
詳細は個別の記事で記載しています。対処法が知りたい方はそちらの記事へどうぞ。