猫が水を飲まない原因の切り分け方

猫が水を飲まない原因の切り分け方猫の食事

【前提】水を飲まないと感じているが本当に不足しているのか

 「水を飲まない」と思っている飼い主さんが当記事を読んでくれていると思いますが、本当に不足しているのでしょうか。別の記事で水を飲まないと感じたらやるべきことをまとめています。まずそちらを読んでみていただきたいです。

【原因1】器が気に入らない

猫水が水を飲まない

 猫が器について気に入らない事があるかもしれません。以下、試しやすい物から試してみてください。普段の行動から原因が推測出来ると思いますので、原因らしきものから試すといいと思います。半日あれば水分は取りますので、結果は見えてくるでしょう。

 1つずつ試してください。一度に複数の原因調査を行うと、どれが原因か分からなくなってしまいます。

器の場所

 猫にとってお気に入りの場所が存在します。それと同様に水の場所にもお気に入りがあるかもしれません。

器の大きさ

 猫の髭は感覚器官のため小さい器を嫌がる事があります。うちのベンガルのもみじは、ペットボトルから継ぎ足されるタイプの器が小さいタイプを使っている時は飲みが悪かったです。大きめの陶器タイプを使うようになってからよく飲むようになりました。

器の材質

 材質も様々です。鉄やプラスチックは匂いがある場合も考えられます。木のお椀やガラスのボウルなど、家にある物で試してみてはいかがでしょうか。

【原因2】 水が気に入らない

猫が水を飲まない

 水その物が気に入らない可能性があります。水の状態を変えて、好みがあるかを確認していきましょう。

ミネラルウォーター

 水道水ではなく、ミネラルウォーターがいいのではないか。これに関しては1つ注意点があります。硬水はミネラルが多すぎて猫がお腹を壊してしまいます。ミネラルウォーターを与える場合は軟水にしてください。ちなみに日本の水道水は軟水です。

水の匂い

  水道水を与える事に問題はないのですが、カルキの匂いが嫌いな猫もいます。匂いに敏感な猫の可能性もあります。一度沸騰させてから冷まして与えてみるといいかもしれません。

水の温度

 少し温かい水を試してみてください。好んで飲む場合があるようです。我が家の猫達は特に変化が見られませんでした。

水の鮮度

 猫は鮮度の良い水を好みます。悪くなっている可能性が低いからと考えられます。水を変えてすぐに飲みに来るようであれば、頻度を上げましょう。我が家のベンガルのもみじは、器の水を変えた直後は絶対に飲みにきます。

 流水を好む場合もあります。ペットボトルに穴をあけるなどで、流水を作り出してみてはいかがでしょうか。

水の味

 水に混ぜ物をすることで飲んでくれる場合があります。匂いや味の変化を与えて様子を見ましょう。

【原因3】病気の可能性

猫が水を飲まない

 ここまで試してみてどれも効果が無いとなると、「飲まない」というよりも「飲めない」可能性があります。

原因調査の途中でも全く水分を取らないなら、早々に動物病院へ行ってください。