OneOdio A10の特徴
無線+有線×ANCの万能ヘッドホン
ポイント
- 無線と有線のハイブリッドで、使い勝手が良い
- 無線、有線どちらでもANCをON/OFF出来る
- 軽くANCを利かせて、手軽に音楽を聴きたい人に向いている
有線でも無線でも使えて、ANCも搭載してるヘッドホン?万能過ぎませんか?
実力はいかに。「OneOdio A10」レビューしていきましょう~!
ところで「OneOdio」ってどんなブランドなの?
「OneOdio」さんからお話をいただいてレビューするんですが、全然知らないわけです。(「OneOdio」さん申し訳ありません・・・。)
オーディオレビュー中心のブログを書いている私が知らないので、ほとんどの人は知らないだろうと思って調べました。
設立10年以上で、手ごろな価格でDJ品質を提供しているオーディオブランドです。
音質は計器で測定しチューニングしていて、精度は高そうです。
また、様々な計測機器を用いて品質テストを行っています。保証は製品登録で24か月で、品質には自信があるようですね。
OneOdio A10の外観と付属品
凝った装飾と適度な光沢感はデザインを際立たせる
外箱は黒い紙のケースで、しっかりしています。
中にはキャリングケースが!
この値段でキャリングケースとは、驚きです。
本体は、プラスチックをメインに、光沢のある塗装が思った以上にカッコイイです。イヤーカップは合皮。ヘッドバンドの内側は、ラバーっぽい材質です。
ヘッドバンドの上には、ブランドロゴが入っています。
充電ポート兼有線接続は、Type-Cです。
ボタンは、R側に電源/再生/停止ボタン、音量/曲操作ボタン×2。L側にANC用スライドボタンとなっています。
説明書などはご覧の通り。
付属品は左から、有線接続用(Type-C to 3.5mmオーディオジャック)、充電ケーブル(Type-A to Type-C)、航空機用変換ケーブルです。
OneOdio A10の性能
ミドルローなスペックながら光るものがある
連続再生時間
- 有線+ANC:80時間
- Bluetooth:40時間
- Bluetooth+ANC:25時間
コーデック
SBC、AACです。
遅延についての補足
aptXは70ms(0.07秒)、AACは120ms(0.12秒) 、SBCは220ms(0.22秒)
ノイズキャンセル
搭載しています。
独立したANCボタンがあり、有線でも無線でも使用可能です。この価格帯でANCを搭載しても「それほど性能高くないでしょ?」と思いつつ試してみました。
- 実際の電車
- 空間に響くような空調音や、地下鉄のトンネルに響く喧騒が生み出す低音を、握りつぶすように抑えこんでくれます。アナウンスは聞こえるので、乗り過ごすことはありません。
- 実際の交差点
- 大きな交差点の信号待ちでANCをONに。サッと薄れていく車の走行音。甲高いバイクやクラクションは消えずとも、音楽の邪魔になる音はしっかり抑えてくれました。
高音まで全てを打ち消すわけではないので、「ANC効かない」と誤解する人も居るかもしれませんが、低音はぐっと抑え込まれます。部屋で使うと分かりづらいかもしれません。
近い価格帯の「TaoTronics Soundsurge85」では感じられなかった静音性でした。
「SONY WH-1000XM4」とは、価格差の通りに性能は劣ります。性能を上げるには、その分の対価が必要ですので、ご了承ください。
外音取り込み
非搭載です。
有線接続
対応しています。
Type-C端子と3.5mmオーディオジャックという、あまり見たことが無いケーブルで接続します。1mしかないので、もう少し欲しかったです。
防水性
防水性能はありません。
雨の日は注意しましょう。
ワイヤレス充電
対応していません。
OneOdio A10のペアリング
マルチペアリングで瞬時に切り替え
ペアリングは簡単で、電源ONにしてペアリングモードに。機器から「OneOdio A10」を選択するだけです。
複数の機器とペアリングしておく事が可能です。
- PCとスマホにペアリングする場合
- PCとペアリングする
- PCのBluetoothをOFFにする
- スマホとペアリングする
どちらか先に再生した方の機器から入力が反映されます。PCで音楽を再生していて、スマホでYouTubeを再生しても、PCの音楽が聴こえます。
マルチペアリングがどんな状況で便利かというと・・・。PCで音楽を聴きながら作業していて、スマホに電話が掛かってきた場合、ヘッドホンをしたまま「サっ」と電話に出る事が出来ます。
OneOdio A10の装着感
ソフトな着け心地で長時間装着可能
程よい柔らかさのイヤーパッドで、3時間ほど着けていても痛くなりませんでした。
側圧
側圧は中程度で、痛くなるような事はありません。
イヤーカップ
メモリーフォームと記載がありますが、至って普通のスポンジの弾力です。
折りたたみ
左右90°回転するので、首掛けが可能です。
上下50°回折りたたんで収納する事が出来ます。
OneOdio A10の音質
音質重視ではない!
Pixel3aとAACの組み合わせで検証を行いました。Bluetooth接続+有線接続×ANCの4パターン検証しました。
この音質テスト用の音源で聞き比べています。音源は、どなたでも同じように検証できるように、YouTubeの動画としています。
Bluetooth(AAC)+ANC ON
- 太鼓の音:力強い低音が聴けます。細かな振動は聴こえません。
- チェロの音:弦の繊細な響きは聴き取れず、解像度は高くありません。
- ベル:シャリつきはなく、高音はある程度出ています。
- 民族音楽:本来迫力あるサウンドですが、淡白な感じを受けてしまいました。
- オーケストラ:低音が強調されている反面、モヤっとしたメリハリの無さを感じます。
Bluetooth(AAC)+ANC OFF
- ANCをOFFにすると、低音がスッキリしました。
- 好みによっては物足りなさを感じる人も居るかもしれません。
有線+ANC ON
- 低音、高音ともに音域が広く感じます。※Bluetoothは、通信量を抑えるために、聴こえない範囲の低高音を削っています。
- 音量が小さくなります。Bluetoothの50%を出すのに、75%にする必要がありました。
- ANCをONにすると、低音が強調されるのはBluetoothと同じです。
有線+ANC OFF
- 低音がスッキリして、バランスの良い音になります。
- 最も解像度が高く、低音~高音のバランスが良く聴こえます。
やはり有線の方が音質は良いですね。Bluetoothにすると、音域が狭く感じます。人間には聴こえない音域を削っているはずなんですが、不思議なものです。無線通信の性質上避けられないですし、許せる範囲です。
総じて、ヘッドホンを使用する最大のメリットである「反響感」は少な目です。音質より「使い勝手重視」といった感が否めません。
ライバルの「TaoTronics Soundsurge85」と比較すると、「OneOdio A10」の方が音質は良いです。中~高音のメリハリを感じます。
OneOdio A10の操作性
操作に困る事は何もない
全て物理ボタンで操作します。
ボタンの反応も問題なく、使っていて困ることは何もありません。
再生/停止 | R側の電源ボタンを1回押す |
次の曲 | R側の∧を長押し |
前の曲 | R側の∨を長押し |
音量を上げる | R側の∧を1回押す |
音量を下げる | R側の∨を1回押す |
電話応答/切る | R側の電源ボタンを1回押す |
着信を拒否する | R側の電源ボタンを長押し |
電源をONにする | R側の電源ボタンを3秒長押し |
電源をOFFする | R側の電源ボタンを3秒長押し |
ボイスアシスタント | R側の電源ボタンを2回押す |
ノイズキャンセル切替 | L側のANCスライダーでON/OFF |
OneOdio A10の評価
コスパと使い勝手に特化
音質(高音) | |
音質(中音) | |
音質(低音) | |
連続再生時間 | |
操作性 | |
コストパフォーマンス | |
総合評価 |
音質は、問題なく使えるレベルです。値段相応といった音質です。特にANCをONにすると、低音が強めに出ています。
連続再生時間や操作性は、十分に満足いく製品です。有線、無線で使えて、ANCも付いている。使い勝手の良さは抜群です。
この値段と性能を考えれば、コストパフォーマンスの高い製品と言えます。
OneOdio A10のまとめ
値段相応の音質+際立った使い勝手の良さ
「OneOdio A10」いかがだったでしょうか~?
普段使いに適した、使い勝手の良いヘッドホンと言えます。
パっと取り出して、サっと着けて音楽を楽しめて、ANCも使える。これには、十分なメリットがあります。
家で落ち着いて、最高の音楽を楽しむためのヘッドホンもあれば、使い勝手を重視したヘッドホンもあっていいのです。
お手頃は価格でヘッドホンを探している方、試してみてはいかがでしょうか。
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