諸説あるというのが現状のようです。そこで参考になるサイトを検索して、1日に必要な水分量を求めた方法と結論を以下にまとめました。
猫の1日に必要な水分量を求めた方法
著者は獣医師や研究者ではありません。信頼出来る情報元に絞って調査しました。 水分量の求め方には「適正値を計算して求める」、「適正範囲を記載している」の2パターンありました。「適正範囲を記載している」場合は、上限と下限が異なるサイトが多いため、それぞれを求めます。
以下のように信頼出来る情報元を絞りました。
- 「猫 水分量」でgoogleにて検索を行う
- 上位10サイトのうち、1日に必要な水分量が記載されているサイトに絞る
- 情報元に信憑性のある「獣医師、動物病院、学会の会誌」に絞る
適正値を求める
計算が厄介ですが、計算で適正値を求められます。
猫の1日当りの水分の要求量(ml/1日)は様々な要因によって左右されるが、一般的なガイドラインではDER(1日のエネルギー要求量:kcal/1日)とほぼ等しいとされている。猫のDERは1.2×70×(体重)0.75乗により算出されるため、例えば体重が4.5kgの猫であればDERは約260kcalである。したがって、およそ260ml程度の水分を与えると良い。ただしこの水分量は飲水と食事中の水分の和であり、基本的には好きな時に好きなだけ水を飲むことができるような環境を用意するべきである。
ペット栄養学会誌(2013) 「 猫における水分摂取の重要性 」<https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/16/2/16_96/_pdf>(参照2019-9-8)
適正値: 1.2×70×(体重)0.75乗
下限値を求める
適正範囲を記載しているサイトの中で、下限値を記載しているサイトを選択しました。
体重によってその摂取量は異なりますが、目安としては1日あたり20ml~45ml/体重1kgと言われています。体重が5kgの猫であれば100ml~250mlが1日に必要な水分量となります。
加藤 由生子(2017) 「 【獣医師監修】【猫の水分補給】飲みすぎでも飲まなくてもダメ!ちょうどいい水分量は? 」<https://petpetlife.com/cats-hydration/>(参照2019-9-8)
下限値:猫の体重(kg) × 20ml
上限値を求める
適正範囲を記載しているサイトの中で、上限値を記載しているサイトを選択しました。
個体差や環境(気温・湿度など)で多少の増減はあると思いますが、体重1kgあたり100ml以上の水分を摂っているようであれば摂りすぎの可能性が高いです。
加藤 由生子(2017) 「 【獣医師監修】【猫の水分補給】飲みすぎでも飲まなくてもダメ!ちょうどいい水分量は? 」<https://petpetlife.com/cats-hydration/>(参照2019-9-8)
上限値:猫の体重(kg) × 100ml
1日に必要な水分量の調査結果まとめ
調査の結果は、以下の通りとなりました。
例題を上げて検証する記事は別途記載します。