TaoTronics SoundLiberty94 レビュー|交差点を無音化するANC

TaoTronics_SoundLiberty94_icatchワイヤレスイヤホン
TaoTronicsさん
TaoTronicsさん

yoshさん!新発売のANCイヤホン、SoundLiberty94に興味ありませんか!?

yosh
yosh

ありますとも!自腹レビューしようとしてましたから!w

レビューのご依頼をいただきましたが、忖度せず正直レビューを書いていきたいと思います。

最後に、同価格帯の「MPOW X3 ANC」と比較していきます。

TaoTronics SoundLiberty94の特徴

1万円にして交差点を無音化するANC

TaoTronics SoundLiberty94 レビュー

TaoTronics SoundLiberty94」を入手しましたので、レビューしていきましょう~!

yosh
yosh

今回のイヤホンは、ヤバ、ヤバのバーヤーだよ!

aisu
aisu

語彙力を失うぐらい凄い事は分かったわ・・・

yosh
yosh

取り乱していますが「コスパ抜群、強力なANC、自然な外音取り込み」を兼ね備えていて、バーヤーだよ!

aisu
aisu

いい加減に落ち着いて、性能を見ていきましょうよ・・・

yosh
yosh

交差点を無音化するANCは感動ものです。詳しく見ていきましょう~!

ポイント

  • -35dBを誇るANCは交差点を無音化する
  • 外音取り込みの自然さはAirPods Pro並み?
  • ANCイヤホンの値段感覚を破壊してきたぞ!

TaoTronics SoundLiberty94の外観と付属品

シンプルな中にさり気なくデザインを埋め込んでいる

TaoTronics SoundLiberty94 レビュー

パッケージは、外箱に清潔感のある白、内箱にTaoTronicsのコーポレートカラーのオレンジになっています。また、うっすらとイヤホンが浮かび上がるようなデザインが施されています。

yosh
yosh

さりげない隠しデザインにコストをかけられるのは、大手企業ならではですね

TaoTronics SoundLiberty94 レビュー

ケースはプラスチックです。マットな質感に仕上げてあり、指紋が全然目立たないです。高級感こそないですが、シンプルに仕上げてあり好印象です。

サイズ感は小さめで、かさ張らないのも良いですね。充電ポートはType-Cです。しっかりトレンドを押さえています。

TaoTronics SoundLiberty94 レビュー

本体もマット仕上げのプラスチックです。高級感こそないものの、指紋が残らない上質な仕上げが施してあります。

ラインをアクセントに、ブランド名を小さく配置して、主張しすぎないデザインになっています。

高級感こそないものの、こだわりを感じる質感とデザイン

TaoTronics SoundLiberty94 レビュー

付属品は、説明書類、充電ケーブル、イヤーピースです。

充電ケーブルは、Type-A to Type-Cです。付属のイヤーピースは、3種類(S / M / L)です。Mは装着済みです。

TaoTronics SoundLiberty94 レビュー

本体とケース込みで、50.0gと軽量な部類です。ポケットで運用可能な軽さとサイズです。

片耳で5.4g、両耳で10.8gです。ANC搭載では軽量です。

TaoTronics SoundLiberty94の性能

ANCと外音取り込みに全力投球

防水性

IPX4です。

「あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない」と定義されている防水等級です。

具体的に言うと、「軽く雨に降られる」とか、「濡れた手で触る」といった程度は防いでくれます。

連続再生時間

ANC OFF時:本体のみで8時間、ケース込みで32時間です。

ANC ON時:本体のみで5時間、ケース込みで20時間です。

AirPods Pro以上の連続再生時間。通勤、通学だと十分です。

コーデック

SBC、AACです。

Androidユーザにとっては、aptXも欲しかったです。AptXだと動画の遅延は気になりません。

遅延についての補足

aptXは70ms(0.07秒)、AACは120ms(0.12秒) 、SBCは220ms(0.22秒)

ノイズキャンセル

搭載しています。-35dBと、他製品に比べても強力なANCを備えています。

フィードフォワード、フィードバックを採用した、ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングとなっています。簡単に言うと耳の外の音、中の音に対してノイズを除去しています。

実際に試したものと「効果音ラボ」さんから音源をお借りして検証します。ノイズとして除去されて欲しい音をピックアップしました。

計測は室内、平常時の騒音レベルは平均38.5dBです。PCの音量は30としています。

ノイズキャンセリングとオフを切り替えて確認します。

  • 実際の電車
    • ノイキャンの効果は感じられます。公式の説明にある通り、マイルドに効く印象です。低音を中心に、マイクで拾った全ての音を軽減しています。アナウンスや金属音は、普通に聴こえます。
  • 新幹線走行中 中から録音:平均45.7dB
    • 少し高めの「キーン」という音は消えませんが、「シュゴー」という風切り音がほぼ消えています。
  • キーボードの早打ち1 デスクトップPC:平均47.7dB
    • ほんの少しだけ音が小さくなります。高めの音なので、どのANC対応機種でも消えにくい音です。
  • 実際の道路
    • 片側4車線の大通りで試しましたが、車の走行音にはめっぽう強く、道路とタイヤの接地音が見事に消えています。横を走った車の音が少しだけ聞こえるレベルです。
  • 実際のビル1階
    • 館内の空調音が響いていましたが、よく聞かないとわからないレベルになりました。大きなエスカレーターの音さえも金属音以外は消えてしまいます。
  • 実際の換気扇
    • 「ヒュー」という風切り音はあまり消えませんが、「ゴー」というかなり低い音は、とてもよく消えています。

低音に対して、驚くほど効果が高いです。

空気の流れる音に強いため、恩恵を得られる場所が多いです。夏場の空調、電車、新幹線などを、大幅に軽減してくれますよ!

ANCの強さを比較すると、以下のような順位付けになります。

  1. Apple AirPods Pro
  2. TaoTronics SoundLiberty94
  3. パナソニック RZ-S50W
  4. audio-technica ATH-ANC300TW
  5. House of Marley REDEMPTION ANC

2~3万円クラスのANCよりも断然強力!交差点を無音化!

非常に強力なANCを搭載しています。ANC ONで自転車なんて言語道断!安全な場所で使用してください。

外音取り込み

搭載しています。

  • 会話
    • 相手の声は、非常に綺麗に聴こえます。自然な音質なのが素晴らしい!
    • 自分の声には特に影響がなく、イヤホンの遮音性によって籠って聴こえます
  • 環境音
    • 車や自転車の音も問題なく聞こえますし、安全面も問題ありません。
    • 小走りする程度で風斬り音を拾うので、ランニングは厳しいです。

外音取り込みの自然さだけで比べると、以下の順位です。

  1. Apple AirPods Pro
  2. TaoTronics SoundLiberty94
  3. audio-technica ATH-ANC300TW
  4. House of Marley REDEMPTION ANC
  5. パナソニック RZ-S50W

外音取り込みをONにすると、「ザー」というノイズが乗ってしまうのですが、それを補うほどの自然な音に驚きました。

ずっと出会えなかった、「自然な外音取り込み」に1万円で出会えるとは・・・。

ワイヤレス充電

非搭載です。

給電(モバイルバッテリー)

非対応です。

TaoTronics SoundLiberty94の装着感

装着感は良好だが抜群ではない

aisu
aisu

本体は大きめですが、安定感はあります

yosh
yosh

耳に収まってしまうと全然落ちる気配もなく、フィット感は良好です

ステムは高さ3mm(窪み:出っ張り=2mm:1mm)。直径4.5mmです。

イヤーチップの交換は可能です。「SONYのハイブリッドイヤーピースMサイズ」を試しました。ただ、ケースには収まりません。

純正のイヤーピースはかなり背が低いので、同じような高さのイヤーピースしか収まりません。手持ちだと、final E-Type 完全ワイヤレスイヤホン専用が、収まりました。

TaoTronics SoundLiberty94の音質

ドンシャリかと思ったらボーカル音が伸びるぞ!?

Pixel3aとAACの組み合わせで検証を行いました。

この音質テスト用の音源で聞き比べています。音源は、どなたでも同じように検証できるように、YouTubeの動画としています。

ANC ON、音量50%、付属の標準イヤーピースで検証します。

  • 男性の声:低めの声は、少し奥に潜ったような印象です。籠っているわけではなく、音量が落とされている感じです。
  • 動物の鳴き声:馬の鳴き声から、細かな音の震えを感じ取れます。
  • 太鼓の音:音の細かな響きが正確に再現されています。
  • チェロの音:弦の震えを感じさせつつ、音の粒感を感じます。ぼわつかずメリハリのある音になっています。
  • ベル:キンキンする事もなく、耳になじむ音になっています。
  • ピアノ:男性の声と同じような感じで、あまり目立たない印象になります。
  • 民族音楽:大型ドライバーを余裕をもって鳴らしているのか、ごく自然なアタック感を生んでいます。音量を上げても変に強くなりませんでした。
  • オーケストラ:バランスよく各楽器の音が鳴っています。

製品の説明に「中高域は癖が無く、聞きやすいチューニングに加え、低域を強化」とあります。

実際その通りで、ボーカル音が非常に聴きやすくなっています。ギターもメリハリがあって華やかな印象です。

低音は、思ったよりも控えめで、華やかな中高音域を下支えしています。

解像度はなかなか高いです。音場はそれほど広くありません。

9.2mmの大型ドライバー搭載という事で、変にアタック感が強くて聞き疲れするかと思いきや、聴きやすい音でした。ボリュームに余裕のある設計で、低音をくっきり鳴らしています。

ただデメリットになる点も・・・。

ANCをONにしたとき、ホワイトノイズがそこそこ気になります。無音状態がある楽曲では、せっかくの雰囲気を壊してしまう事があるかもしれません。

  • 華やかな中高音域で、心地いボーカル音が楽しめる。
  • 9.2mmの大型ドライバーを贅沢に使った、メリハリのある聞きやすい音質。
  • 無音時のホワイトノイズが気になる(ANC ON時のみ)

TaoTronics SoundLiberty94の使い勝手

この弱点を許容できれば最強のANCイヤホン

タッチセンサー式です。

タッチセンサーの感度は悪くないですが、タッチする場所が分かりづらく、反応しない場所を押すことがしばしば。慣れてくれば精度は上がると思いますが、誤操作はあります。

外音取り込みの切り替えに、失敗すること多数です・・・。

再生/停止Rを2回タッチ
次の曲Rを3回タッチ
前の曲Lを3回タッチ
音量を上げるRを1回タッチ
音量を下げるLを1回タッチ
電話応答/切るL/Rを1回タッチ
着信を拒否するL/Rを2秒タッチ
電源をONにするケースを開ける
電源をOFFするケースを閉じる
ボイスアシスタントRを2秒タッチ
ノイズキャンセル切替Lを2秒タッチ
外音取り込み切替Lを2回タッチ

ケースへからの取り出しは、しっかりした窪みがあるので簡単です。

戻す時も雑に入れても収まってくれます。

タッチセンサーの誤操作が多め。これさえ許容出来れば最強のANCイヤホン。

TaoTronics SoundLiberty94の接続安定性

混雑した空間では不安定

通勤で検証していますが、30分ほどの電車通勤で2回程度は接続が切れます。

接続安定性は、あまり高くありません。

「アンビエント+音楽再生」で使用しているので、再接続された時に「ANC+音楽再生」になるのが辛いです・・・。「アンビエント」→「音楽再生」の2ステップ操作するのは、面倒ですね。

接続安定性はイマイチ。それなりにストレスを感じる程度に切れる。

TaoTronics SoundLiberty94の評価

価格帯を超えたANCを搭載

音質(高音)4.0
音質(中音)5.0
音質(低音)4.0
連続再生時間(単体)4.0
操作性3.5
コストパフォーマンス5.0
総合評価4.3

音質は、中高音域を中心として、低音域で下支えするようなイメージです。ボーカル音が前に来るので、ポップやアニソンなどが向いています。無音時のホワイトノイズがあるので、スローテンポな曲では目立つかもしれません。

連続再生時間については、ANC ONで5時間、ケース込み20時間です。少し短めではありますが、通勤・通学では全く問題ありません。5時間通勤する猛者はいませんよね・・・。

操作性は、タッチセンサーの位置が意外と狭いので、最初は誤操作が発生すると思います。慣れたら問題ないかもしれません。

コストパフォーマンスは、間違いなく高いです。強力なANCと、自然な外音取り込みだけでも、相当な価値があります。2~3万クラスのイヤホンでも得られない、「静寂」に感動するでしょう。

総合的には、音質とANCにメリットを感じて、ホワイトノイズや操作性のデメリットが許せる人には、最高のANC完全ワイヤレスイヤホンと言えます。

TaoTronics SoundLiberty94のまとめ

最も手ごろで満足感の高いANC

TaoTronics SoundLiberty94 レビュー

TaoTronics SoundLiberty94」は、いかがだったでしょうか~?

良かったところ、わるかったところをまとめていきましょう。

  • 高級感こそないものの、こだわりを感じる質感とデザイン。
  • AirPods Pro以上の連続再生時間。通勤、通学だと十分です。
  • 2~3万円クラスのANCよりも断然強力!交差点を無音化!
  • ずっと出会えなかった、「自然な外音取り込み」に1万円で出会えるとは・・・。
  • 華やかな中高音域で、心地いボーカル音が楽しめる。
  • 9.2mmの大型ドライバーを贅沢に使った、メリハリのある聞きやすい音質。
  • 無音時のホワイトノイズが気になる(ANC ON時のみ)
  • タッチセンサーの誤操作が多め。これさえ許容出来れば最強のANCイヤホン。
  • 接続安定性はイマイチ。それなりにストレスを感じる程度に切れる。
aisu
aisu

2~3万円のANCイヤホンでも、ここまで静音化出来てなかったよね?

yosh
yosh

3万円するAirPods Proに匹敵するANC性能だよ

aisu
aisu

価格破壊とは、このことね・・・

yosh
yosh

「ANC欲しいけど高くて諦めていた人」におすすめ!

同価格帯のMPOW X3 ANCとTaoTronics SoundLiberty94の比較

ANCの強さの違いは?

これはもう完全に「TaoTronics SoundLiberty94」の方が強力です。大きな交差点で静寂を感じるとは思ってもみませんでした。

「MPOW X3 ANC」は、ソフトにノイズを低減していますが、補助的な性能です。

外音取り込みの差は?

「MPOW X3 ANC」は、外音取り込み機能が付いていないんですよね・・・。

音質に違いはあるか?

「MPOW X3 ANC」は、低音ドンドンで、アタック感が凄いです。EDMとかガンガンに鳴らしたい人に向いていますね。

「TaoTronics SoundLiberty94」は、真逆で中高音あたりが綺麗で、ボーカルが楽しめます。アニソン、ポップスなどに向いています。

全く異なる音質なので、好みで選んでください。

どっちを買うべき?

「TaoTronics SoundLiberty94」をおすすめします。

これを買えば、ほぼ不満は無いと思います!

yosh
yosh

皆さんに良いANCライフが訪れますように!

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yosh
yosh

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aisu
aisu

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TaoTronics SoundLiberty94の説明書

困ったときのやつ

説明書は日本語です。日本法人もあり、誤訳などはありません。